新八君が公園のベンチに座って膝を叩いてやす

慌てまくってる俺の頭ぁもう微塵も働かねェ…


「膝、貸してあげますから寝転んで下さい」

「…//」

「恋人っぽいじゃないですか」


にっこり笑う新八君が眩しすぎまさぁ!!

俺ぁあんたの笑顔が大好物なんでィ…出血大サービスにも程が

…お邪魔しやす……

誘惑にゃ勝てねェや;


「新八君の膝枕、久々ですねィ」

「沖田さんは案外甘えん坊だから膝枕好きですよね」

「新八限定でさぁ…」

「エヘヘ〜♪嬉しいなぁ。ありがと沖田さん」


いつもだったらツッコミまくり新八君が頭を撫でる

特別な時しか見れねェ極上の笑顔じゃねェかィ

ど、どうすりゃ…//

毒気抜かれまさぁ…


「よしよし〜vv具合はいかがですか?」

「う…っ//」


追い打ち!!

超追い打ちですぜッ!!

マジやべェんで鼻は押さえとかねェと…//

ちょいと視線を向けりゃあ可愛い笑顔に見下ろされて

いつになく優しい手が頭を撫でて目にかぶる

幸せすぎじゃねェかィ?

やっぱ夢かィこりゃあ…


「新八ィ…俺ぁ何かやらかしやしたかィ?」

「え?何で?」

「優しすぎだろィ//」

「優しくちゃ駄目です?」


えまぁじぇんしィィイ!!

緊急事態勃発でーィ!!

夢だって何だって構うもんかィ!!

こんな新八君ぁ二度と拝めない気がしまさぁ//


「僕はね、沖田さんが思ってるよりずっと沖田さんが好きなんですよ?」

「あぁあ、有難う御座ェやす//」

「クス。どもりすぎ」

「そーですかィ…//?」


どもりもしまさぁ…//

いくらギュッと鼻を摘んだところでおさまらねェ

鼻があっちィ…

俺をどもらせる事が出来るのぁあんただけでさぁ

めちゃくちゃ格好悪ィ…

でも聞きてェ!!


「どんぐらい…好きですかィ?」

「え?……とってもvv」

「とっても…//」

「好きですよ沖田さんvv」


死ねる……

今なら死ねまさァァア!!

もう無理でィ!!

ちゅうの一つもさせて下せェ!!


「新八ィ〜…//」

「沖田さ」

「公衆の面前でなぁにやってんのかなぁ〜?」

「総悟…テメェ、斬る!!」

「新八君!!駄目だよそんなはしたないー!!」


でやがった…

折角ちゅうしよーとしたってェのに邪魔'sが…

お陰で鼻血は免れやしたがねィ…

俺が起き上がって睨みつけると新八君が袖を掴んだ

何でィ、新八ィ〜?

ヤキ入れちゃ駄目なんで?