え?沖田さん?

…ちゃ、ちゃんと好きですよ//

え?愛が足りない?!

そうかな…

じゃあ…たまには好きの気持ち出してあげよっかな

"たまぁに"はね…

沖田さんもすぐ拗ねるし

志村新八頑張ります!!






『love love lovely』






今日は僕がデートに誘ってみた

いつもは邪魔だよ、ぐらいに押し掛けてくる沖田さん

面食らった顔がちょっとおかしかったかな


「し、新八ィ…?きょ、今日は…ど、どうし、たんでさぁ//?」


どもりすぎな沖田さん

僕はただ腕を組んだだけ

何か可愛く見えてきました


「勿論!!い、嫌な訳ないんですがねィ//その…アレがちょいと気にな」

「おーきたさん」

「へ、へい…」

「好きな人と腕を組みたいだけ!!オッケー?」

「好、え?好き…え?!オッケーでさぁ//」


こんなに慌てる沖田さんは珍しいってゆーか初めて見たかも

クスクス♪

真っ赤ですよ?



こりゃあ…夢に決まってまさぁ!!

あの新八君からデートのお誘いですぜ?!

しかも…好き、とか//

あぁぁあぁぁあッ!!

どうなってるんでィ//!!



混乱具合が丸判り〜♪

飄々とした沖田さんは今日は休業みたいですね

僕は面白くて沖田さんばかり見てた

こっちを向いたり

あっちを向いたり

全然落ち着かないんだから


「沖田さん?嫌なら離れましょうか…」

「と…っんでもねェや!!そうじゃないんでさぁ//」


沖田さんて結構照れ屋…

押されるとダメな打たれ弱いS……扱いにくっ!!

折角、一杯優しくしてあげようと思ったのに〜


「今日は沖田さんの好きな事しましょっか」

「?!」

「合わせたいんです。だって沖田さんが好きなんだもんvv」

「し…んぱ、ちィ…//」


一応…正直な気持ちなんだけど…

ここまで照れられるといっそ僕のが恥ずかしくないや

口元を押さえる沖田さん

立場逆転ですね♪



やっべェ……//

今日の新八君ぁ可愛すぎて鼻血が出そうでィ…//

旦那じゃあるまいし…

それだけは嫌でさぁ;!!



沖田さんは何か妙な動きをして挙動不審?

鼻を摘んで首の後ろを叩いてる


「鼻が痛いんですか?」

「何でもありやせんッ;」

「無理しなくていいですよ。休みましょ?」

「りょーかいでさぁ…//」


僕は沖田さんの手を引いて公園に入った

その手は汗掻くくらいに熱いんだから驚く

俯いてばっかりだしね

沖田さんじゃないみたい