晴れの日の…



今日はたのしみにしてたピクニック!
おれとしんぱちと姉上と姐さんで、近くのこうえんにおべんと持っておでかけだ!
おべんとは姉上がつくってくれたけど、おれもおにぎりにぎった!
しんぱちはまだちっさいからな!姉上の料理はしげきが強すぎるよ!!

しんぱちと姐さんがしんぱちの父上につれられて、近藤さんの道場に来た。

「そーくんこんにちわ!みつばおねえさんこんにちわ!」

しんぱちは今日もかわいいなぁ!

「総悟君、ミツバお姉さんこんにちわ。」

姐さんが顔を赤くしてる。
やっぱりうちの姉上は最強だな!

「2人ともこんにちわ。ちゃんと挨拶出来てえらいわね。」

姉上が優しく笑って2人の頭を撫でる。
ちぇっ…

こうえんには女子供だけじゃ心配だからってひじかたがついてくることになった。
いっつもなら追い出すんだけど、今日はいっしょに連れてってやるよ!
姉上の料理を食べてもらわなきゃな!

こうえんにむかって歩きだしたら、ひじかたがきょろきょろと見回す。
なんだよ、わすれものか?

「今日は神楽は来てないのか?」

「はい!かぐらちゃんはまめぱんたべたのでおなかこわしたの。とっしーにあえなくてさみしいっていってたよ。」

あぁ、ひじかたはろりこんだっけ。ちゃいながいなくてさみしそうだ。

「そうか…大丈夫なのか?」

「ぎんさんとさだはるがついてるんでだいじょうぶです。」

「…銀さんと定春…?」

ひじかたのどうこうが開いた。

「おにいさんとおっきいいぬです。」

「…そうか…」

ひじかた、やきもちやいた。
しらがのおっさんと白いでかい犬なのに、ばかでー。

「ちょっと総悟君?あの瞳孔も付いてくるの?なんだかミツバお姉さんを狙ってる気満々で気分悪いわ。」

「だいじょうぶだよ、姐さん。ひじかたろりこんだから、ちゃいな狙いだよ。」

「あらそうなの?でも神楽ちゃんには銀さんがついてるから安心ね。」

姐さんがかわいそうな人を見る目でひじかたを見た。
…姐さんもしんぱちもしんようしてるなんてあの“銀さん”って何モンだよ…らいばるか…?

「姐さん…ぎんさんって…」

姐さんがくすっと笑って、おれの肩に手をおく。

「大丈夫よ?ただのお父さんだから。たまに新ちゃんにお菓子くれるから新ちゃん懐いてるだけ。安心して?私、総悟君の味方だから。」

えぇっ!?姐さんいつのまにおれ達の味方になったんだ!?
いままでさんざんじゃましたのに…

「姐さん、どうして味方に…?」

「だって、あなたと新ちゃんが結婚したら、私とミツバお姉さんも本当の姉妹になれるんだもの。断然応援するから!」

姐さんがにぎりコブシをつくる。
よかったようなそうでないような…ふくざつ…

しんぱちとおれが手をつないで歩く後ろを、姉上と姐さんが手をつないで歩く。
その後ろをひじかたがついてくる。
しんぱちの手はやわらかくてきもちいなぁ!

「そーくん!そーくん!たのしいね!」

しんぱちがにこーと笑うんで、おれも笑う。

「そうだな!しんぱち!しんぱち!こうえんにはぶらんこやしーそーもあるんだよ!」

「すごーい!すごーい!ぼくぶらんこのりたい!」

「おれがおしてやるよ!しーそーものろうね!」

「うん!のろうね!」

うれしいな!いつもはみんな、おれについて来れないから見てるだけだったけど、今日はしんぱちと乗るんだ!

「あのねそーくん、きょうはちちうえがおべんとつくってくれたんだよ!」

しんぱちがじまんげに言う。
しんぱちのちちうえは料理じょうずなのかな?

「おれもしんぱちにおにぎり作ったよ!」

おれが言うと、しんぱちの目がおっきくなる。

「そーくんすごい!おりょうりできるんだ!」

おれがえへん、とむねをはると、しんぱちがそんけーのまなざしでおれを見る。
えへへー、うれしいな!

こうえんについて、さっそく2人でぶらんこに走る。
しんぱちを乗せてあげて、ぐんぐん押すと、きゃーってしんぱちがよろこんでくれた!

「そーくんそーくん!たかいよー!もっともっとー!」

おれたちがきゃーきゃーあそんでると、ひじかたがすごいスピードで走ってきた。

「ちょ!総悟!高い!高すぎるから!!」

「うるせーなまよらー。しんぱちよろこんでんだろー!!」

「イヤ、危ない!危ないから!!」

ひじかたがオロオロしてるけど、そんなのむしだぜ!
おれ達がもっと高くぶらんこをこいでると、ゆっくり歩いてきた姉上が、えがおで言う。

「そーちゃん、ダメよ?」

わらったまんまだけど、怒ってる…
おれはぶらんこを押すのをやめて、ゆれるのをとめる。

「…しんぱちぃ…あぶないって。しーそー乗ろう?」

「そーくんなんで?まだぶらんこ…うん、しーそーのろう。」

もんくを言おうとしたしんぱちが、姉上を見てとちゅうでやめた。
手をつないでしーそーまで走っていってりょうがわに乗る。
しんぱちはひじかたが乗せてくれた。
おれがじめんをけって上にあがると、しんぱちがさがる。
しんぱちがけると、おれがさがる。

ぎっこんばったん、ぎっこんばったん

あがったりさがったりするだけだけど、なんかたのしい!
おれ達がきゃーきゃーわらってると、しんぱちのおなかがぐぅーっとなった。

「あー!しんぱちのおなかなった!」

おれがさけぶと、おれのおなかもぐぅーっとなった。

「あー!そーくんのおなかなった!」

急におなかがすいた気がして、しーそーをおりて姉上のとこにもどった。

「姉上ー!おれのおにぎり!」

「あねうえー!ちちうえのおべんとうー!」

姉上と姐さんはビニールシートにすわってなかよくお話をしてた。
おれ達が走って行くと、2人はにっこりわらっておべんとうをひろげてくれた。

「はい、そーちゃん。新八君の為に一生懸命握ったのよね?」

「うん!」

「父上はいろいろ入れてくれたのよ!卵焼きに唐揚にウインナーにおにぎり。」

「すごい!ごーかね!!」

もってきたおしぼりで手をふいて、いただきますをする。
さっそくしんぱちに、おれのおにぎりをさしだす。

「わー!すごいそーくん!!うってるやつみたい!!」

いただきまーす!と言ってしんぱちがぱくぱくたべてくれる。

「すごいそーくん!おいしいよ!」

えへへ、よかった!

「ひじかた、さらだせよ!おれがとってやる!」

びっくりしたかおのひじかたが、わらってさらをおれにわたす。
よし!姉上のヤバいのぜんぶ乗せよう!
いっぱいさらに乗せて、はい!とわたすと、わらってありがとうって言って、ぶちゅぶちゅとマヨをかけた…
いつみてもきもちわるいや…

「そーくん、ぼくもミツバおねーさんのおべんとうたべたいな…」

しんぱちがもじもじしながら言う。
えーと…しげきがすくないのは…たまごやきは赤いし…からあげも赤いし…おさかなも赤いし…
あ!にものはちょっと赤くない!
おれがしみてないのをえらんでおさらに入れて、赤いのもとってしんぱちにわたす。

「はい!」

うれしそうに、ぱくってたべたしんぱちが、すぐにないた。
…やっぱりぜんぶしげきが強かったか…

おれ達がぱくぱくとおべんとうをたべてると、姐さんがもじもじしてる。

「ミツバお姉さん、私卵焼き得意なんです!今日も作ってきたんですけど…」

へー、姐さんりょうりできるんだ。
姐さんがもじもじと姉上にさしだしたのは、なんか黒いヤツだった。
…なんだ…?たまごやき…?

「あら、美味しそう。いただきます。」

姉上がにこにこしながらソレをたべると、わらったかおのまま血をはいてたおれた。

「あっ…姉上―――――っ!?」

「おい!どうした!?」

ひじかたがあわてて姉上をささえた。
しんぱちと姐さんもあわあわしてる。

「へっ…良い仕事してんじゃねぇか…」

姉上がふっとわらってがくりときぜつする…

「ミツバおねえさ―――――ん!!」



そのまま家にかえる事になったけど、はじめてのピクニックは、たのしかった!
でも、姐さんのりょうりはたべちゃだめだ、って事はわすれないようにしようとおもった。


END


壱萬打フリリク有難うございました!!
『仔沖仔新』
特に指定なかったんで、好きなように書いたらこんなんなりました!!
少しでも気に入って頂けたら、嬉しいです!!